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フランス語検定準2級 一次試験合格
実は、去年の10月にフランスに短期留学する予定で、このHPでもその様子を紹介するつもりだったのですが、その直前に父が倒れ、他界したため、結局フランス語留学は、しばらく延期にすることにしました(´;ω;`)
この延期をポジティブにとらえようと、フランスに短期留学する前にフランス語のレベルを少しでもあげるために、去年の11月にフランス語検定の準2級をうけました。
結果は、一次試験は、見事合格!!

本当は、80点以上が目標だったのですが、合格基準点の55点より20点も余裕があったので、いいとしましょう。
仏検の勉強をする前に、ネットで色々調べたのですが、英語と違って仏検の情報がとても少なかったので、今回私が合格するためにやったことをシェアしたいと思います。
仏検準2級 一次試験の試験内容は?
一次試験は、
①筆記試験
②書き取り・聞き取り試験
の2つのセクションに分かれています。
★時間
筆記試験の時間は、75分間
書き取り・聞き取り試験の時間は、25分間
その間に休憩が20分あります。
★配点
試験は、全体で100点満点
筆記試験の満点が70点
書き取り・聞き取り試験の満点が30点です。
合格の基準点はその年によって違うのですが、だいたい55点~60点の間くらいです。
詳しくは、フランス語検定の公式HPのこちらをご覧ください。
筆記試験の内容
次に、筆記試験の具体的な内容ですが。以下のように7つのセクションにわかれています。
問1 前置詞に関する問題
与えられた選択肢から前置詞を選ぶ問題
問2 定型表現
提示された日本語文と意味が一致するように、かっこ内に、フランス語を入れる問題(記述式)
問3 動詞に関する問題
AとBの2つの文が同じ意味になるように、選択肢から動詞を選び記入する問題。ただし、動詞を必用な形にして解答しなければいけません。
問4 代名詞を中心とした問題
選択肢の中から、もっとも適切な疑問代名詞、関係代名詞、不定代名詞、疑問形容詞、不定形容詞などを入れる問題
問5 長文完成
長文の中の五か所の空欄に入る語をそれぞれ3つの選択肢から選ぶ、選択肢問題
問6 長文読解
長文を読んで、その内容について述べた6つの文が長文の内容に一致するかを判断する問題。
解答は、一致すれば①を、一致しない場合は②を解答欄に記入します。
問7 会話文完成
会話文の中の五か所の空欄に入る語句や文をそれぞれの3つの選択肢から選ぶ、選択問題。
★配点
① 4問で計8点
② 5問で計10点
③ 5問で計10点
④ 5問で計10点
⑤ 5問で計10点
⑥ 6問で計12点
⑦ 5問で計10点
のトータルで70点です。
筆記試験のためにやったこと:問題集
勉強を始める前に、まず購入したのが、資格試験を受けるときには欠かせない、公式問題集です。
仏検でも、各級ごとに、仏検公式ガイドブックというのが出ているので、その一番新しい、2018年度版を買いました。
TOEICの場合もそうですが、少し高くても、試験をつくる人が作っている問題集を買う事はmustですね。
この公式問題集は、それぞれのセクションの練習問題と2017年度の過去問がのっているのですが、これだけでは、不十分だと思ったので、仏検3級の時にもお世話になった、こちらの問題集を購入しました。
かなりやりごたえのある問題集で、問題数がかなり多いのでコストパフォーマンスも高いと思います(笑)
では、この問題集を使いながら具体的にどんな勉強をしたかというと・・・
各問のそれぞれの対策:問1~問4
勉強した内容を説明する前に、一つ注意点が、私が紹介する方法は、フランス語のゼロからのスタートではなく、仏検3級を取得されているか、またはフランス語の最低限の基礎知識はある方前提です。
あと、今回私が購入した問題集以外にも優れた問題集はあると思いますが、問題集を色々目移りすると逆に身に付かないので、この3冊の問題集に特化しました。
仏検の準2級のレベルを知るためにも まず最初にやったのは、公式問題集の問題です。
過去問以外の練習問題をとりあえず最初に、全てやりました。
そして、次は「完全予想 仏検準2級」の問題集へ
希望としては、この問題集を何度か繰り返して完璧にやりたかったのですが、勉強で完璧を求めると、挫折のもとなので、セクションごとに、こんなスタンス(戦略)で勉強しました。
問1 前置詞問題
選択肢はありますが、選択肢は1度しか使えないので、1つ間違えると付随して間違えを生む厄介な問題です。
そこで、前置詞に関しては、問題集のExercise1~9とまとめの問題を何度か回してしっかり覚えました。
どうしても、前置詞が苦手という方は、こちらの本を参考にするといいかも。
問2 定型表現
記述式なので、覚えていないと点数が全くとれない問題です。
ということで、この問題の勉強にも重点を置いて、Exercise1~15とまとめの問題を何度か回してしっかり覚えました。
努力の甲斐があって、この問題は本番ではパーフェクトでした♪
問3 動詞問題
私的には、これは本番まで時間がなければ、捨ててもいい問題だと思います。
というのも、まず多くの動詞の意味を覚えるのに時間がかかるし、そのうえ、動詞の活用までちゃんと覚えていないと点にならないので。
2~3問ぐらい正解すればいいかなというスタンスで勉強しました(;^_^A
一応、一度はExercise1~16までやりましたが、覚えるのは諦め、まとめの問題と公式問題集のエクササイズのみをしっかり覚えました。
問4 代名詞問題
これが一番対策がしにくかった問題です。
文法の復習がてら、 Exercise1~9とまとめ問題はやりましたが、 少し実際の試験問題とは、離れている印象をうけたので、公式問題集の問題のみをしっかり覚えました。
各問のそれぞれの対策:問5~問7
問5 長文完成
3つの長文の中で一番、単語や内容が難しい問題です。あまり、個々の単語にこだわらずに、全体の文の内容を把握するようにしました。
Exerciseが10問もついているので、これを解いたら感覚がわかってくると思います。本番より問題集の文章の方が難しかったので、この Exerciseができれば、本番でも大丈夫です。
問6 長文読解
いわゆる、〇か×かの問題です。文章の順番と、問の順番は、だいたい同じです。
こちらも問題集にある10問のExerciseをすることで、だいたい対策ができると思います。
問7 会話文完成
文章自体は簡単なのですが、選択肢にでてくる口語表現を知らないと答えられないものが多いので、 Exercise をやりながらこれらの表現を覚えるといいと思います。
例えば、<Absolument pas(絶対ダメ)>、< D’accord(賛成)>とか
<Pourquoi pas(いいですよ)> etc
そして、ひと通りエクササイズをやり終えてから、最後に、公式問題集に戻り、今度は、過去問をきちんと時間を計ってやることで、時間の感覚を身に着け、点数が取れなかったパートはもう一度復習して・・・というのが合格までの流れです。
ただ、TOEICのように、時間が無くて解けないという事はほぼ皆無なので(逆に30分ぐらい余るかも)その点は、安心していいですよ。
長くなったので、「書き取り・聞き取り問題」についてはこちらをクリック
仏検準2級、合格するための勉強法 その2
二次試験に関しては、こちらクリック
仏検準2級 二次試験、試験内容と合格するための勉強法
Au revoir!