こんな小さな島国でも各県で個性があるように。
こんにちは、TOEICの英語コーチJunです。
10年以上続いている長寿番組の「秘密のケンミンSHOW」、最近はあまり見ないのですが、始まった当初は、日本国内のそれぞれの県にある独特の文化や習慣の違いが面白くて、よく見てました。
私自身も夫の転勤で、1年ほど、仙台に行ったことがあるんですが、それまで、西日本しか住んだことがなかったので、たった1年でも 生活をしてみると、その土地によって、日常生活の常識が違うのに驚かされた事も多く・・・
例えば、仙台では、だいたいどのバス停でも、バスを待つ時は、きちんと1列に並び、乗り込むときも、その順番を守ります。

広島でも、待っている人が多いときは、並びますが、だいたいは、バスがきたら、バスが止まった位置から近い人が、適当に乗り込む感じです。
こんな小さな島国でも違うのですから、外国の常識も違ってあたり前ですよね。
ということで、私がアメリカに留学した時やフランス語の授業で知った、「日本の常識でも、海外は非常識なこと」を紹介したいと思います。
フランスでの時間厳守⁉
皆さん、ルイ14世って知ってますか?
「知ってる、マリーアントワネットの夫でしょう?」と思われた方、残念です。
それは、ルイ16世です(笑)
ルイ14世とは、暦と時計さえあれば、どこにいようと、今、王が何をしているかを言い当てることが出来たと言われるほど、規則正しい生活を送っていた方だそうです 。
そこで、その日のフランス語の授業では、時間厳守について勉強しました。
ちなみに、時間厳守は、英語では、「punctuality」、
フランス語では「ponctualité」です。
その時、私が使っていたテキストは、フランスの小学生が授業で使っている物で、時間厳守についてのフランス語を勉強したあと、こんなクイズがついていました。
一緒に考えてみてください。
問1
フランス人の友達が月曜日の夜あなたを夕食に招待します。始まりの時間で正しいのは以下のどれ?
A 18:00 B 20:00 C 21:00
正解は、B です。
結構、夕食にしては遅いですよね。日本の飲み会は18:00か19:00ぐらいですかね。
ちなみにフランスでは、こういう時20分遅れるのが礼儀だそうです。
問2
あなたは教授と9時に約束をしていましたが、8時半に起きてしましました。さて、どうする?
A 約束はしているが9:15に行く
B 電話して15分遅れるという
C 電話して約束をキャンセルする
正解は、Cです。
日本では、Bですよね。遅れるときは、その状況を説明して、○○分遅れますと伝えるのが礼儀ですよね。遅れたからキャンセルするなんてありえないと思うのですが、フランスではそれが常識でした。
特に、時間の感覚は、その国によって違うので、もし海外に行くことがあれば、事前に調べておかないと、取り返しのつかない失敗をしてしまうかもしれないので、要注意です。
気が利く日本人女性が、アメリカに行くと・・・
次は、私がアメリカに留学していた時に、驚いたこんな話です。
私の友達(日本人)がアメリカ人(男性)の方と付き合っていて、彼氏のアパートに行くと、流し台にいつも洗っていない食器があったんです。
彼女は、彼氏が喜んでくれると思い、いつも何も言わずに、その食器を片付けていました。

ある日、彼女がまた食器を洗っていると、彼氏と彼氏の友達のこんな会話が聞こえてきたそうです。
友達「どうして、君の彼女って、家にくるといつも食器を洗っているの?」
彼氏「よくわからないけど、彼女は多分食器を洗うのが好きなんだと思うよ。」
これをきいて、私の友達は、愕然としたそうです(笑)
この話、九州生まれの超亭主関白な父親のもとで育った私にとっては、特に衝撃的でした。
だって、日本だったら、彼女が食器を洗ってくれたら、
「なんて、気がつく子なんだ!!」とか「なんて、やさしい子なんだ!!」って思ってもらえますよね。
でも、アメリカでは、意味のわからない行為になるんですよ(笑)
外国の常識や習慣を知ることのメリット
私が、学生の頃アメリカに留学した時に得た宝物は、こんな風な非常識を知ることができたことです。
つまり、私は、日本の常識が海外で通じないことを知って、はじめて自分が狭い価値観の中にいたと気がついたんですね。
そして、私が今でもフランスなどの海外に行って、短期間でも生活してみたいと思うのは、こんな風に異文化に接することで、自分の狭い価値観が広がっていくのが楽しいからです。
このHPのホームのメッセージにもあるように、その価値観が変化したことで、
私の人生も大きく変化し、少なくとも「女だから・・・」、「結婚しているんだから・・・」とか「もう○○才になったんだから・・・」というような固定観念には、縛られない生き方ができるようになった気がします。
英語やフランス語を勉強することで、価値観を少しでも変化させ、もっと自由に生きてみませんか?
