
日本で行われるほとんどの資格試験は、過去問が問題集として販売されますが、TOEICについては、公式問題集だけで、過去問は、一切出回っていませんよね。
毎回、TOEICの試験が終わったあと、何が正解で何が不正解だったかわからず、もやもやしている人もおおいはず(;^_^A
実は、日本では、過去問は販売されていませんが、韓国では、既出問題集として、過去問が販売されているんです。しかも、2冊も!!
最初の2017年版がこちらで
2018年版がこちらです♫
私自身は、この問題集をやったおかげで、TOEIC900点の壁を破ることができました。
ということで、今日は、TOEIC800点の壁を破りたい人に、この問題集をオススメする3つのポイントと、この問題集と一緒に使っていただきたいアプリを紹介しますね。
目次
おすすめポイント1:問題数の多さ
日本の公式問題集は、模試が2回分ついていますが、それ以外の問題集もだいたいそれぐらいで、2回分以上ついている問題集は意外と、少ないですよね。
でも、2017年に販売された韓国の既出問題集は、過去問が5回分、2018年の12月に販売された 既出問題集は、10回分も入っています。
しかも、それで、6,990円なんて、コストパフォーマンスが超高くて、それだけでも、購入したくなりますよね。
模試をいくつも解くよりも、1つの問題をじっくり何度も覚えるくらい解く方がいいという意見もありますが、確かに、730点以下の方は、問題集をこなすより、精読に力を入れた方がいいと思います。
でも、数を一気にこなすことで、見えてくる世界もあるんです(笑)
私が、2017年の韓国の過去問を一気に5回分解いたとき(もちろん、何日かかけてですが)に、その世界が見えたんですね。
感覚的なもので、説明しにくいのですが、今までは、時間内にパート7が解けないのは、「単語力」や「読むスピード」の問題だと思っていました。
でも、過去問を解く中で、問題を早く解くためには、TOEIC特有の「注目すべきパート」や「注目すべき単語」などがあるのがわかってきたんです。
おすすめポイント2:問題の質がいい
実は、韓国の過去問を解く前にも、ア〇クさんの「900点講座」を通信で受けたりもしたのですが、私には、この講座は、あまりはまりませんでした。
もともと、リスニングが得意なのに、こちらの講座は、リスニングに重きを置いていたということもあるのですが、それ以外にもこの講座の予想問題の模試が私には「??」だったんです。
というのも、とにかく模試が難しく、しかも難しい単語がやたら沢山でてくるんです。
体験談の中には、「模試が難しかったので、本番のTOEICが簡単に感じられてよかった」と書いている人も多くいたのですが、私的には、この模試の難しさと本番のテストの難しさとは、少し違う気がして、違和感ががありました。

そして、韓国の過去問を解いたときに、その違和感の理由がはっきりわかったんですね。
つまり、本番のTOEICもそうですが、パート5とか、一見簡単そうに見えるんですが、いざ問題を解こうと読んでみると、迷って選べないということないですか?
それを自分なりに分析すると例えばこういう問題です。
The Ford Group’s proposed advertising campaign is by far the most ( ) we have seen so far.
(A) innovate
TOEIC 1000 READING
(B) innovative
(C) innovations
(D) innovatively
( )の中に、品詞を選ぶ、TOEICではよく出る問題です。
この文自体は、主文は、
The Ford Group’s proposed advertising campaign is innovative.
とSVCの文章なので、カッコには、形容詞を入れたらいいのですが、この文に、”by far the most”とか” we have seen so far”がプラスされると、ぐっと難しい文にみえてきませんか?
こんな風に、TOEICの問題って、難しい単語を使っているから、 難しいわけではなく、文型を考えた時に、混乱させる副詞たちが絶妙に入っている事で、わかりにくい問題が多いんです。
韓国の過去問の中には、本番のTOEICで出そうな、このようなトリック(?)が沢山入った問題が多く、この問題集に慣れておくと、本番でも点数がとれるんですね。
おすすめポイント3:多彩なリスニングの音声
韓国の既出問題集の音声は、MP3をダウンロードするのですが、これには色々なバージョンがあります。
例えば、
① いちばんスタンダードな、テストをするための音声
② 復習の時に使う、問題ごとに分かれた音声
③ ①の速度の速いバージョン
ここまでは、想像つく内容ですが、次の音声がなんと・・・
「noisy version」です。
つまり、実際のTOEICの試験で、おこりうるであろう雑音の入ったリスニングの音声です(笑)
こういう音声を作るところが、韓国の方って、発想が柔軟ですよね。
試しにその音声を聞いてみると、椅子をひく音とか、ページをめくる音が入っていました(笑)
私は、過去のTOEICで、すごい体験をしたので、少々の雑音では、動揺しないので、このバージョンは使ったことがありませんが、本番のテストで、雑音が気になる方には、オススメです。
ちなみに、私のすごい体験が知りたい人は、こちらの記事へ
TOEICが払い戻された2つの事例 in 広島
But・・・こんな人には、おすすめできません。
これだけ優秀なこの問題集も、すべての人には、おすすめできないんです。
実は、この問題集の全ての解説が、韓国語で書いてあるので、韓国語がわからない人は、解説を理解できません。
ですので、解説を読まなくても、解答がわかったら、だいたい答えの理由がわかるレベル、つまり、TOEICでいうと、730点以下のレベルの人には、残念ながらおすすめできないんです。
おススメなアプリ
この問題集は、解説が韓国語なので、730点以上の方におススメなのですが、でも問題をやっていたら、答えからではどうしても理由が推測できない問題もでてきます。
そんなときに便利なアプリが「google翻訳」アプリです。
使い方は、簡単。
最初に設定言語を「韓国語⇒日本語」にしたあと、わからない解説がかいてあるページを「カメラ入力」ボタンを押した後、写真でとります。
その後、一番下の「□」のボタンを押し、そして、上に出てくる「青い →」を押すと、日本語の訳がでてきます。
全てのページでこれをやるのは大変なので、どうしてもわからない所だけ、翻訳してみてくださいね。
まとめ
韓国の既出問題集の問題は、質がよくしかも、量も多いうえに、格安でいいことづくめですが、解説が全て韓国語という難点があります。
ということで、TOEICが730点以上で、解説がなくても答えがわかるレベルで、かつTOEIC800点以上の壁が破れなくて、苦労している人に超おすすめな問題集です。