外国人の方を前に、「英語を話そうとしたら、頭が真っ白になった」という経験を持つ人は多いと思います。
そんな人のために、以前、 「どうやったら、英語が話せるのか?」についての記事を書いたのですが⇒ 英語を話すのに、単語力は重要ではありません。
この記事で説明した、英語で話すポイントがわかりやすく書いてある本を見つけたので、前回の記事の補足がてら、もう一度英語を話す時の、ポイントをお伝えしたいと思います。
英語を話すときの4つのポイント

以前の記事で説明した、英語を話すポイントは以下の4つでした。
①最初は、日本語で考えて、でも、小学生低学年に話す感じで
②短い文書にわけて
③結論は、先にいう
④最初は、ニュアンスが大体伝わればいいぐらいで妥協する
今回は、「①の小学生低学年に話す感じで、日本語を考える」というポイントをもう少し補足して説明しますね。

つまり、話したい内容を「日本語⇒英語」と考えるのではなく、
「日本語⇒簡単な日本語でかつ英語っぽい日本語⇒英語」
の順で考えるんです。
そういわれても、「英語っぽい日本語って何?」っておもいますよね。
英語っぽい日本語とは?
英語っぽい日本語とは、一言で言うと、主語そして、動詞と続く文です。
日本語では、主語を説明しないとわからない状況でない限り、主語を省略することがとても多いですよね。
でも、英語では、必ず主語が必要です。
そして、日本語の動詞は、文書の最後に来ることが多いですが、英語では、主語の次に動詞がくることがほとんどです。
動詞がくるとその後は、目的語に続くことが多いですよね。
これをわかりやすく説明しているのがこちらの本です。
タイトルは、「会話もメールも 英語は3語で伝わります」
この本の中では、「主語+動詞」にさらに目的語をプラスして、英語の文を考える事、つまり、文法でいうところの、第三文型「SVO」で、英語を話す事を勧めています。
確かに、”My job is an English teacher.”というよりも”I teach English.”
と言ったほうが、シンプルで伝わりやすい英語だと思いませんか?
第三文型「S+V+O」を日本語で考えると
「英語っぽい日本語」に話を戻すと、SVOを使った、日本語とはこんな感じです。
「水が飲みたい」ではなく、「私は、欲しい、水を」とか
「明日、空いてますか」ではなく、「私は、知りたい、あなたの予定を」みたいな感じです。
SVOの日本語を考えて、それを英語にすると、スムーズに英語が出てきますので、ぜひ、試してみてくださいね。
名詞 VS 動詞
夫の小学生の姪っ子と甥っ子のために、カルタのように英単語を遊びながら覚えられる教材を探していたときに、面白いことを発見しました。
それは、日本人の方が作った、英語カルタは、「名詞」だけのカルタがほとんどなんですが、外国の子供たちが使うカルタは、多くが「動詞」からできてたんです。
確かに、日本語では、先に名詞から覚えますよね。
だって、名詞を覚えていたらそれに「する」をつけたら動詞になるので。
例えば「勉強⇒勉強する」「散歩⇒散歩する」など、まず名詞を覚えたいという感覚はよくわかります。
逆に英語は、主語に動詞さえつければ、文になるので、名詞より動詞を覚えるのが大切なんですね。
自分の子供にも英語のカルタを使ってみたいと思われた方はこちらへ↓
フラッシュカード(ちなみに英語だと「フラッシュカード」というそうです)
まとめ
もし、友達やテレビで、欧米人が日本語を話しているのを聞く機会があったら、よ-く聞いてみてください。
カタコトっぽい日本語を話す人は、日本語をSVOで話している人が多いので。
そして、あなたが、英語を話そうと思って、いきなり英語で、SVOで考えるのは難しいなら、ひとまず、日本語をSVOにするところから始めてみてはどうでしょうか?