TOEICのスコアで、本当に就職活動は、有利になるのでしょうか?
答えは、TOEICのスコアは、就活の武器にはなります。でも、いくらあなたがその武器を持っていても、使い方を知らなければ、その武器は威力を、発揮しません。
そこで、TOEICという武器を、就職活動でどのように、使い、なぜ、英語が苦手な大学生ほど、TOEICを勉強した方がいいかを、説明したいと思います。
就職先でのTOEICの必要性
TOEICのスコアが、就活の武器になる話をする前に、私が、TOEICを大学生のうちに、勉強することを勧めるもう一つの大きな理由は、単純に、就職した先で、TOEICスコアが必要だからです。
楽天の新入社員が、TOEICで800点を持っていないと、入社できないのは有名ですよね。
広島などの、地方も、例外ではないです。
というのも、私は以前、英語の通訳・翻訳学校で、運営をサポートする仕事をしていたのですが、学校の売上の多くを占めていたのは、個人用のレッスンではなく、企業研修でした。
つまり、企業に依頼されて、開くTOEICクラスです。
その依頼の数は、毎年どんどん増えてきていて、それも依頼先も中小企業から大企業まで、様々。
私がレッスンしている生徒さんも、社会人の方は、「会社からTOEICの点数を迫られて、受けに来ている方」がほとんどなんです。
そして多くの方が、仕事の合間に勉強時間を確保するのに、かなり苦労されていて・・・
「こんなことなら、学生のうちに、勉強しておけばよかった」と後悔する人もしばしば。
大学生の方は、なかなか実感がないかもしれませんが、学生のうちは、時間もあるし、大学の図書館など、勉強する場所にも困らないので、将来後悔しないためにも、学生のうちに、勉強することをオススメします。
就活に必要なTOEICスコアは、何点?
次は、本題の、「どうやって、TOEICを就活の武器にするか?」です。
そもそも、TOEICが武器になるスコアは何点なのでしょうか?
TOEICの新入社員の平均スコアは、公式HPからすると489点だそうです。
一般的には、700点以上の点数が有利だと言われています。
私の生徒さんで、780点をとって、就活を始めた方がいましたが、企業訪問に行ったとき、TOEICで700点以上持っている学生は少ないので、目をかけてもらえたと喜んでいました。
ただ、もし、あなたのスコアが600点台だとしても、使い方次第では、それは立派な武器になります。
詳しく説明しますね。
武器の使い方
例えば、2人の学生(AさんとBさん)が面接に行ったとします。
Aさんは、学生の頃、海外に1年間留学していてTOEIC800点を持っています。
Bさんは、630点です。これだけなら断然、有利なのは、Aさんですが、こんなストーリーをつけたら、どうでしょうか?
学生の頃から英語が苦手だったBさんは、最初のTOEICスコアは300点台でした。
そこで、Bさんは、なんとか600点を取るために、何をすればいいかを模索したんです。
英語の勉強方法や目標達成の本を読み、そこで、発見した目標達成のためのプロセスを実行しました。こんな感じです。
①最終目標を決め、現在の状況を把握し、
②それに対する小さな目標と計画をたてる。
③そして、定期的に振り返り、計画を修正する。
そして、実際に、Bさんが行ったのは、
①600点を半年でとると決め、現時点の自分の実力を分析して、単語帳や問題集を選択し、
② 単語帳や問題集 のペース配分と、勉強時間をどこで確保するかを決め、
③2ヶ月に一度テストを受けて、自分の状況を再度見直し、計画を修正。
そして、その結果、Bさんは、計画通りに、半年後に630点をとることができたんです。
留学経験があり、TOEIC800点をもっているのは、当たり前ですよね。
それに比べて、300点から630点へ、努力で積み上げたBさん、あなたならどちらを採用したいですか?
私なら、状況分析と目標を達成する能力のある、Bさんを採用します。
そして、このストーリーで一番大切なのは、Bさんが、最初は、英語が苦手だったという、前提なんですね。
つまり、このギャップがあるからこそ、このストーリーは就活の武器になるんです。!!
でも、「いざ、TOEICを勉強しようと思っても何をしていいかわからない」という人も多いと思います。そんなあなたには、こちらの記事へ
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