TOEICのスコアが伸びない5つのタイプ
こんにちは、TOEICコーチJUNです。
スコアアップの方法をお伝えする前に、まず、スコアが伸びないのは、どういう人でしょうか?
それには、大きくわけて5つのタイプがあります。
①公式問題集(模擬テスト)ばかり勉強している人
TOEICのスコアアップに公式問題集は欠かせません。
でも、残念ながら、これだけをやってもスコアは伸びないんです(;^_^A
公式問題集は、スポーツでいえば、練習試合です。
例えば、あなたがテニスを習い始めた時、「フォームを習ったり」「サーブやレシーブの個別練習」をやらずに、ひたすら練習試合をやり続けでもテニスがうまくならないのと同じで、ひたすら公式問題集をやってもスコアは伸びません。
②いちから文法を全てやり直している人
学生の時以来、英語をやっていないからと言って、学生用の英文法の本を買い、最初から全てやり直していませんか?
ただ、これをするほとんどの人が、途中で挫折しています。
理由は簡単で、全ての範囲の英語の文法をマスタ―しようと思うとかなりの時間がかかるからです。
そもそも、TOEICのスコアアップに文法の基礎はかかせませんが、大学受験の時のような全ての範囲の英語の文法の知識は必要ないんです。
③目標の点数が決まっていない人
- 英語力を試すためにとか、
- 履歴書に箔をつけたいから、なるべく高いスコアが欲しい
などの理由で、目標スコアを明確にせず、TOEICを受けてる人は、ハイスコアをとるのは難しいです。
なぜかというと、取りたい目標スコアによって、対策が異なってくるからです。
というのも、TOEICが点数を取りにくい原因の一つは、英検のように、英語のレベルによって、問題が分かれていないから、つまり、TOEICは、英検のレベルでいうと、英検3級~英検1級の問題が、ごちゃ混ぜになったテストなんです。
そして、多くの人が、
例えばTOEIC600点を目指している人なら、英検1級レベルの問題が解けなくても目標スコアは達成できるのに、すべての問題で、正解を取りにいこうとして、自滅してしまうんですね。
つまり、目標スコアを決め、それを取るレベルの問題の正解を取りにいく対策をすれることで、短期間で目標スコアが取れるんです。
④英語力をつければ、TOEICのスコアがあがると思っている人
確かに、攻略法を使わず英語力をつけることでも、TOEICのスコアは、上がりますが、これにもまたかなりの時間がかかります。
そのため、これもまた途中で挫折する人が多いんです。
英語力がある人の代表である、英語教員のTOEICの平均点が、「中学教員が560点,高校教員が620点」だと知っていますか?
自分の方が点数が高いと思った人も多いのではないでしょうか?(笑)
私が出会った、攻略法を使わず、英語力をつける事だけでTOEICの高得点を取っている人は、通訳者や翻訳者などの英語のプロだけです。
英語のプロになるほど、英語が好きで英語の勉強に時間を費やすのをいとわない人でない限り、英語力だけで、スコアアップをするのは難しいです。
⑤TOEICの目標スコアを取ることをゴールとしている人
そもそもTOEICって何のための試験なのでしょうか?
”TOEICで990満点をとっては、いけない” これは、TOEICの発案者の人の言葉です。この言葉の意味が知りたい人は、こちらの記事を↓
つまり、TOEICの点数を取った後の未来を見ているからこそ、毎日コツコツ勉強する事ができるんですね。
TOEICで、目標スコアをとるために必要な5つの手順
スコアが伸びないタイプをふまえて、では、短期間でスコアアップをするためにはどうしたらいいのでしょうか?
手順1 目標スコアそして、なぜそれを取りたいかを明確にする
- 第一志望の××会社に就職するために、○○点必要
- 会社の国際部署に移動するには、○○点必要など
ただし、最初からあまり大きな目標をかかげるのは、挫折の原因になるので、現実的な目標点数を設定しましょう。
手順2 今の自分のレベルを把握する
過去にTOEICを受けたことがある人なら、そのスコアや項目別正答率をみて、受けた事がない人は、公式問題集の模擬テストを時間を計ってやってみて自分のレベルを把握します。
手順3 目標達成までの期限を決め、問題集を選択
例えば、”現時点で500点のスコアだけど、3ヶ月後に630点を目指そう”とか
問題集については、レベルにもよりますが、少なくても単語、文法、公式問題集はそれぞれ用意した方がいいですね。
手順4 目の前の小さな目標を立てる
あとは、期間と問題集の分量を考えながら、1週間の勉強量を決めていきます。
- 単語は、1週間で100個勉強して、
- 文法の問題集は、1週間に3ステップずつで etc
手順5 その都度、計画を修正していく
実際にやってみると、計画通りにいかなかったり、逆に意外と勉強が進む場合もあるので、それを踏まえて、修正をいれながら、次の1週間の勉強計画を立てる作業を繰り返していきます。
独学の2つの落とし穴
手順を理解しても、独学の場合、この2つの落とし穴にはまる危険があるので、紹介しておきますね(^^♪
落とし穴1 現在の自分のレベルを判定できない or 間違って判定してしまう
自分の長所や短所を自分自身で見つけるのが難しいように、自分を客観的に見るって難しいんですよね。
それに、パート7の長文読解一つをとっても、正解できない理由が、語彙力不足の人もいれば、英文法の知識が不足している人、問題を解くための攻略法を知らないだけの人もいます。
そして、現在地を入れないと、カーナビが動かないのと一緒で、現在のレベルを知らずに、目標スコアを設定しても、ゴールにはたどりつけません。
落とし穴2 不安感に打ち勝てない
最近は、TOEICの問題集も質のいいものが多く、勉強のやり方もネットの情報で見つけることができるので、独学で勉強しやすい環境に思えるかもしれませんが、これが逆に挫折の原因になっているんですΣ(・□・;)
つまり、勉強する問題集を決めても、
- もっといい問題集があるんじゃないか?
- 本当にこの勉強法でいいの?
と思い、色々な問題集をつまんでいるだけで、結局集中して勉強できなかったり、挫折してしまう人が多いんですね。
私自身も、TOEICの勉強している中で、一番時間を注いだのは、「問題集を選ぶ事と、勉強方法を検索することでした」(笑)
今思えば、その時間を単語や文法を勉強する時間にあてていれば、もっと早く900点に達成できていたと思います。
最終的に私は、勉強のやり方を知っている人に、スコアがあがらない原因を分析してもらい、勉強の方法を教わることで、TOEIC900点を達成できました。
そして、私のように、多くの人が落とし穴から抜け出し、短期間で目標スコアを達成できるように、「TOEIC 短期間でスコアアップ講座」を開設しました。
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