5月26日のTOEICテスト結果が、インターネット申込の人は、6月17日の月曜日の正午ごろに発表になりますね。
TOEICを受けた後、インターネットで、TOEICのリスニングとリーディングのスコアを確認して、一喜一憂し、それで終わりになっていませんか?
実は、TOEICのスコアが出た後、やるべき最も大切なことは、インターネットの発表の後、メールで送られてくるTOEIC公式認定書の「アビリティーズメジャード」の確認なんです。

どうして、「アビリティーズメジャード」略して、「アビメ」の確認が大切なのでしょうか?
2人のアビメを比較することで、説明していきますね。
Aさんの アビリティーズメジャード
ここに2つのリスニングセクションのアビメの結果があります。
こちらが、Aさんの結果です。

見えにくいと思うので、上から項目を説明すると
① 短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる
TOEIC アビリティーズメジャード
② 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる
③ 短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる
④ 長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる
⑤ フレーズや文から話し手の目的や暗示されている意味が理解できる
Aさんは、①50% ②63% ③40% ④66% ⑤33% です。
Bさんの アビリティーズメジャード
次に、こちらは、Bさんの結果です。

Bさんは、①47% ②48% ③80% ④46% ⑤33% です。
AさんもBさんも、リスニングのスコアは、250点をきるぐらいで、ほとんど変わらないスコアなので、今後、AさんもBさんも同じような勉強をすればいいのでしょうか?
答えは、「NO」です。
TOEICコーチとして、AさんとBさんのアビメを分析するとこうなります。
AさんとBさんのアビメの分析
Aさんのアビメ ①50% ②63% ③40% ④66% ⑤33%を分析すると・・・
Aさんは、公式問題集やTOEICの攻略の勉強をある程度やられている方で、TOEICに対する知識もあり、先読みもある程度できています。しかし、「英語を聞く」という点では、あまり聞けていません。
続いて、Bさん ①47% ②48% ③80% ④46% ⑤33% を分析すると・・
「英語を聞く」基礎は出来ていますが、TOEICの問題には慣れてなく、公式問題集もほとんど解いてないようです。TOEICの攻略方法も勉強されていない感じで、先読みも出来ていません。
では、Aさん、Bさんは、それぞれ今後どのような勉強をすればいいのでしょうか?
Aさんと、Bさんへのアドバイス
Aさんは、アビメより、「英語を聞く」基礎ができていないので、Part2のまずは、 5WIH(Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように))を聞く練習からスタートするといいと思います。
そして、Part3&Part4の長文より、Part2の短い文を聞く力をつけることから、スコアアップにつながります。
Bさんは、アビメより、TOEICの問題に慣れていないので、公式問題集の特に、Part3&Part4を中心に音読をすることや先読みを練習することで、スコアアップにつながります。
同じスコアでも、アビメの結果によって、勉強方法や対策が変わることを理解していただけたでしょうか?
ちなみに、AさんとBさんのどちらが短期間で、スコアアップできるかというと、「Bさん」です。
まとめ
6月26~27日に、5月のTOEICの公式認定書が届いたら、アビメを確認してみてくださいね。
アビメを正確に分析することで、あなたの強みと弱みがわかります。
どのように「アビメを分析するか?」をひと言で説明するのは難しいですが、AさんとBさんの二人の結果と、自分の結果を比べてみてくださいね。
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