TOEICのパート5の短文穴埋め問題で、出てくる文法の項目って、ほとんど決まってますよね。
それぞれの文法項目を勉強するために、例えば、「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」
などの、文法に絞った問題集をやっている人も多いと思います。
私も、でる1000問の問題を繰り返し解きましたが、何故か、パート5の点数が伸びなかったんです(;^_^A
単語力不足が原因だと思っていたのですが、早川先生のTOEIC講師用のセミナー
(詳しくはこちらの記事⇒「早川幸治さん(Jayさん)のTOEIC講師セミナーに参加しました!」)
に参加した時、この原因が明らかに。
実は、パート5に必要なのは、「文法力+〇〇力」だったということが・・・
パート5に必要な文法力

こんにちは、TOEICコーチのJunです。
本題に入る前に、TOEICのパート5に必要な、文法項目を一度おさらいしておきますね。
大きく分類すると以下の7つ
①品詞
②動詞の形を選ぶもの
③接続・前置詞・副詞から選ぶもの
④代名詞
⑤前置詞
⑥比較
⑦関係詞
大学受験ほど、幅広い文法知識は、必要ないので、TOEIC用の文法テキストを1冊買って、それをしっかりやれば、網羅できる内容だと思います。
文法に自信のない方は、こちらのテキストの様な、優しめな問題集から、始めるといいですよ。
でも、TOEICの文法項目をひと通りマスターして、今度こそはと思い、TOEICの公式問題集に、挑戦するのですが、パート5の点数がなかなか伸びないんですよね。
そこで、その理由を考えたとき、誰もが思いつくのが、「単語力不足」です。
パート5に必要な単語力
パート5で伸び悩んでいる人のほとんどの人が、たどり着く原因は、「単語力不足」です。
ただ、それは、わかっていても、
「単語をひたすら、覚えるのって苦痛だし・・・」
「どれだけの数の単語を覚えていいかわからないし・・・」
「公式問題集に出てくる、パート5の単語を覚えたのに、本番の試験では、同じ単語が出なかったりするし・・・」
単語力をつけるって、出口のわからない、迷路を歩いているみたいで、勉強するモチベーションを保てませんよね。

そこで、発想の展開が必要になります。
実は、パート5の語彙問題に必要なのは、「ネイティブ力」なんです!!
パート5に必要な、ネイティブ力
「ネイティブ力とは、何か?」ですが、英語では、わかりにくいので、まず日本語で説明しますね。
質問:以下の選択肢から( )の中に入る言葉を選びなさい
選択肢【ぐっすり がっつり】
①( )眠る
②( )食べる
日本人なら、100%の人が、「①ぐっすり眠る②がっつり食べる」と答えると思います。
でも、そこへ、日本語を勉強中のアメリカ人の友達がきて、どうして、「がっつり眠るは、ダメなの?」と、聞かれたら理由を答えられますか?
私なら、「だって、ぐっすり眠るは、しっくりくるけど、がっつり眠るは、違和感があるんだもん」と答えます(笑)
このしっくりきたり、違和感がある感覚や、ぐっすりという単語を見ただけで、眠るがセットで浮かんで来る感覚が「ネイティブ力」です。
授業では、「相性のいい2つの単語」とかで、説明するのですが、例えば、
・knowledgeとextensive
・increaseとsignificantly
など、英語のネイティブから見たら、しっくりくる単語の組み合わせがあり、それが感覚でわかるのが、「ネイティブ力」です。
ネイティブ力の身に着け方
では、「どうやったら、ネイティブ力が身に付くか?」ですが、手っ取り早く効果があるのが、フレーズを意識しながら、公式問題集のパート5を音読する事。
何度も音読することで、本番のTOEICのパート5で、同じ単語が出た時、「この2つの単語の組み合わせが、なんかしっくりくる」という感覚が湧いてきて、正解を選ぶことができます。
といっても、パート5を、音声なしで音読するのは、苦痛ですよね。
有難いことに、最近出版された新しい公式問題集では、リスニングだけではなく、リーディングパートの音声もついているので、初めて、パート5の音読をする人は、この音声を利用して、音読を始めてみてください。
次に、TOEICで、700点以上あって、文法に自信のある方におススメの方法は、パート5の音読と合わせて、ある程度まとまった回数の、パート5の問題を一気に解くことです。
ここで、オススメなのが、韓国の頻出問題集、いわゆる「TOEICの過去問」です。

この問題集については、こちらの記事を参考にしてください⇒「TOEIC800点の壁を破るには、韓国の既出問題集をやった方がいい3つの理由」
パート5を、5回分とか、一気にまとめて解くと、よく出てくる単語の組み合わせのパターンがつかめるので、かなりオススメです。
ただ、こちらの問題集、解説が全て韓国語なので、「解説がなくても、解答を見れば答えがわかるレベルの人」だけにオススメな問題集です。
音読をやってみても、自分一人では、「ネィテイブ力」を身に着ける自信がない人は、こちらの記事へ