テスト前の間違った行動とは?
私は、定期的にTOEICのテストを受けているのですが、何度受けてもテスト前は、緊張で「ドキドキ」します。
そんなとき、多くの人が、深呼吸をしたりして、自分を落ち着かそうとするのですが、
実は、この行動完全に間違ってたんですΣ(・□・;)
私も、最近、Kelly Mcgonigal著の「The upside of stress」というストレスの対処法について書かれている洋書を読んで初めて、この衝撃的な新事実をしりました。
The Upside of Stress: Why Stress Is Good for Yo…/Avery
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ストレスに関する驚きの実験結果
この本の中で、ハーバード大学のBrooks教授がこんな実験をしています。
Brooks教授は、人前でスピーチをするために緊張している人達を集め、二つのグループにわけました。
そして、
結果は、なんとグループ②の人のスピーチの方が明らかにうまくいったんです。
どうして、このような結果がでたかというと、私達の多くがストレスについて大きな誤解をしてるから。
ストレスについての大きな誤解⁉
上の実験からもわかるように、ストレスは、実は避けるより向かいあった方がうまく対処できるそうです。
「The upside of stress」に載っていた、ローチェスター大学のJamieson教授が、この事実を発見したのは、こんな疑問からでした。
アメリカでは、アメリカンフットボールが盛んですが、アメフトの試合の前、監督たちは、緊張している選手たちに、「落ち着いて、リラックスしろ」とは言いません。
むしろ、大声で、選手たちを奮い立たせる言葉をかけ、より緊張感を高めます。
そして、その結果選手たちは、実力以上の結果をだす。
これって、テスト前の生徒も、アメフトの試合前に緊張している選手と同じ状態のはずなのに、「リラックスしろ」というのは、矛盾してないか⁉
この疑問を解決するために、Jamieson教授は、学生たちにこんな実験をしました。
まず、テスト前に学生の唾液からストレスホルモン(※)の量を図ります。
※ストレスホルモンとは、ストレスに対処するために分泌されるホルモンで、緊張したときに心臓がドキドキするのもこのホルモンが関係しています
そして、半分の学生だけに、ストレスと向かいあってもらうために、こんな話をしたんです。
「多くの人は、テスト前に緊張したり不安に思うことは、良くないことだと思ってますよね。でも、最近の研究で、良くないどころか、緊張したり不安に思ったほうが逆にいい結果がでるのがわかったんです。
だから、
”If you find yourself anxious, simply remind yourself your stress could be helping you do well.”
(もし、あなたが不安を感じたら、ストレスがあなたの良い結果をだす手助けをしていることを思い出してください。)」
結果は、Jamieson教授の話を聞いた生徒は、ストレス状態を抑えようとしなかったので、テスト後のストレスホルモンの量は増加しました。
でも、それと同時にテストでも良い結果がでたんです。
さらに、実験から3ヶ月後に受けたテストでも、Jamieson教授の話を聞いた生徒達が再び良い結果をだしたそうです。
これで、ストレスを抑えずに、受け止め、感じたほうが、良い結果がでることが証明されたんですね。
人間の身体って、すごいですよね、心臓が「ドキドキ」するのは、緊張することで、ベストの結果を残せるように身体が勝手に準備してくれているんですから(^_^;)
【結論】是非、自分自身で体験してみて!
この本を読んだあと、私もTOEICのテストを受ける直前、自分の好きな歌手のコンサートに行き、歌手がステージに出てくる前の気持ちを思いだし、
(例え、そう思えなくても)”I am excited.(私はワクワクしています)”とつぶやき、テンションを上げています。
そして、緊張でドキドキするたびに、「どんどん集中力が高まっている」と自分に言いきかせています。
結果は、確かに集中力は上がるきがします。
皆さんも、是非、自分自身で体験して、感想をきかせてくださいね。
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