1年ぶりにフランスの文法を見返してみると、フランス語って、覚えること満載ですよね。
単語を覚えるだけでも大変なのに
- 女性名詞と男性名詞があるし、
- それによって、冠詞や形容詞も変化するし
- 動詞も主語と一緒に変化し、しかも過去や未来の活用も覚えないといけない
私のように、大人になって、ゼロからフランス語の勉強を始めた人間は、お手上げです( ;∀;)
「どうにかしていい方法(つまり楽してマスターできる方法)がないかな?」と思い出会ったのが「第二言語習得の理論」。
「第二言語習得の理論」とは、人間がどのように第二言語を学習するか科学的に研究する学問分野です。
色々な理論がある中で、私が一番気になったのが「自動化 (Automaticity)」という考え方です。
自動化とは、意識的なコントロール無しに実行できるようにスキルを習得することである。
わかりやすく言うと、例えば、あなたが仕事から疲れて帰っている時、いくら疲れていても、いつもの帰り道を間違ったりしないですよね。
これは、あなたが、帰りながら「次は、この道を右に行って・・・」とか意識的に考えているのではなく、無意識な状態でも、道を覚えているつまり、道順があなたの中で、自動化されているんですね。
勉強でいうと、「九九」を思い浮かべてもらうとわかりやすいかも。
そして、何かを自動化するのに、必要なのは、反復練習です。
でも、フランス語を自動化するために、ひたすら書いて覚えるのって単純作業なので、退屈で長く続かないですよね。
そこで、当時のフランス語の先生にすすめられたのが、ドリル形式の問題集です。
今回は、いろんなタイプのドリル形式の問題集を紹介します♪
文法書
まず、ドリル形式の問題集を購入する前に、1冊は、必要なのが文法書です。
この使い方は、人それぞれで
- 先に、文法書で必要な項目を読んでから、ドリルをするのもいいし
- 先に、ドリルをやってから、途中辞書のように文法書を調べるでもいいと思います。
文法書に関しては、色々あるので、お好きなものを使っていただいていいのですが、私は、定番のこちらから始めました。
ドリル式問題集
残念ながら、なぜか日本のフランス語の問題集には、ドリル形式なものが少なく、解説多めで、問題が少ししかのっていないものが多い、そして、サイズも小さいので書きにくいんです。
そこで、私がオススメするのは、以下のフランスのドリル式問題集。
質問などすべてフランス語で書かれているので、難しそうですが、内容は、最初の方は、「男性名詞」を「女性名詞」に直したりと、初級レベルなので安心してください。
ただ、文法用語もフランス語、例えば、動詞が「un verbe」と書いてあったりするので、こちらの一覧「覚えるべきフランス語文法用語」を参考にすると、わかりやすいと思います。
そして、注文される時の注意点が2つ
- 解答編は別になっているので、解答編も一緒に注文してください。
- 解説や質問が、フランス語だけではなく、英語とドイツ語バージョンもあるので、気を付けてくださいね。
このドリル、問題集としても素晴らしいのですが、解説に乗っている図もいいんです。
例えば、フランス語では、複合過去を使う時、「往来発着・移動」のニュアンスをもつ自動詞は、”avoir”ではなく、”être”を使うのですが、言葉ではイメージしにくいですよね。
でも、このドリルでは、46章に、人が、山を登って降りる図の中で、”être”を使う動詞が説明してあるので、とてもわかりやすい!!
(この写真は、ただのイメージです)
これでは、簡単すぎるという中級の方には、
問題集は、中身をみてからじゃないと・・・という方は、東京にある「フランス語書籍 欧明社」だったら、多分実物があると思います(行かれる前に、電話で必ず確認してくださいね)。
ドリル式問題集の挫折しない使い方
ドリル問題集って、問題が多いので、解きながら覚えられていいのですが、その半面、時間がかかって、挫折する確率も高いです。
そこで、ついでに、今回紹介したフランスのドリル式問題集を短時間でさくっと終える方法も紹介しますね
①ドリル式問題集を開き、左ページの解説をみながらこの章のテーマを把握します。
例えば、「この章は、男性名詞を女性名詞に変えるのがテーマだな」とか
②右ページの問題をやる前に、その横に問題集と同じ章の解答編を開いておきます。
③問題をさっとみて、わからなければすぐ解答編をみてそれを写します。
考える時間をほとんどとらずに、すぐ解答を写すのがこのやり方の一番のコツです
④解答を写しながら、問題のポイントを理解してください
例えば、「男性名詞を女性名詞にするには、”e”をつけるんだな」とか
こうやって、考える時間をとらずに、写しながら問題集をやっていくと、さくっと問題集が進むので、楽しくて、挫折せずに最後まで頑張れます。
中には、「写しただけでは、身に付かないのでは?」と思う方もいると思います。
でも、これがドリル問題集のいいところなんですが、例え写すだけでも、何度も同じような問題がでてくるので、自然と頭に入ってくるんですね。
それでもやっぱり、不安だという方は、最初に写すときは、フリクションの消えるボールペンの赤で書いて、その後、暗記用に使う赤いシートをかぶせれば、文字が消えるので、その状態で、もう一度解くと、より反復練習ができます。
【おまけ】日本の問題集
フランスの問題集よりもやっぱり、日本語の問題集がいいという人も中にはいると思います。
私が使った中で、比較的良かったのは、
3段階ステップで、同じような問題が何回もしつこいぐらいでてくるので、このドリルも反復練習には、良かったです。
私は、「フランス語の動詞の活用だけに集中したい」という人には、こちら
私自身は、1年前に、今回紹介したドリルを解きまくったのですが、そのおかげで、1年間の空白後、久しぶりにフランス語の文法を勉強しても、動詞の活用など覚えている自分に驚きましたΣ(・□・;)
1日2ページだけでもいいので、ドリルをやっていくと習慣も身に付きますよ(^_-)-☆
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